僕のワーキングホリデー③

オークランドに降り立った僕は空港で待って貰っていた、エージェントのMさんに連れられて、とりあえずの宿泊所に連れて行ってもらいました。Mt.EdenにあったB&Bという、 宿泊施設でした。

*B&B ビーアンドビー ニュージーランドでは比較的多い、ベッドと朝食を提供する場所。ホテルよりもリーズナブル。バックパッカーよりは全然高い。

ニュージーランドの7月は冬の真っ最中です。ひんやりとした空気が全身を纏い、ただでさえ初海外で緊張しているのに、背中を余計強ばらせます。

僕はいったいこれからどうなるんだろう?

不安と不安と少しの期待の中、初めてのデイリーに入っていって、拙い英語でオークランド市内の地図を買い、そのB&Bの周りをクルクルくるくると無駄に回って時間を潰していました。

*デイリー、デイリーストアいわゆるコンビニですね、24時間のところは最近はありますが、当時1997年は夜の19時から20時くらいに閉店してしまいます。今現在でも都市部でない限り、20時には閉店します。

新しくフラットや職場が見つかるまでは毎日が暇です。もう、歩くしかありません。確か黒のコンバースのハイカットだったと思いますが、このワーホリのために新品を下ろしたんですが、一年持たなかったな、それぐらい歩き倒したんですよね。

*フッラット 一軒家やアパートメントを共同で借りて暮らすこと、一部屋を他人に貸し出しすること。現代日本語のシェアハウスに該当するかな?

バスに乗るのは帰って来られなくなるのが不安で到底無理です。初心者には課題が大きすぎます。そこで、僕のようなへタレには歩くのがベストなんです。

なぜ歩くのがベストなのか

  • その街の匂いを感じることが出来る
  • その街、その街の匂いを嗅ぎ分けられるようになる
  • 街々の特徴、人種や年収、その他諸々の違いを見分けられるようになる
  • 街を立体的に平面的に理解することが出来る
  • 日本と違い、道一つ一つに名前がついているので、それを記憶できる
  • 単純に足腰が強くなる

僕は強く言えます。

外人は歩け!歩け!歩け!

歩くことによって得られるものはやっぱり多かったと思います。今でも僕は特にワーキングホリデー1年生にオススメです。是非携帯のアプリなんかに頼らずに、アナログな地図を片手に格闘して欲しいです。

パン屋から出る香ばしい匂い、知識だけはあったが、食べたことのないケバブやタイ料理、ベトナム料理、いろいろな匂い、香りの中で、僕は外国にいるんだなと思いました。

そういえば、”外国の道をリンゴをかじりながら歩く”という話を良く聞いたなあ。当時の流行りだったんでしょうね。CMの影響か何かだったかな。

何もすることがない数日間でしたが、とにかくMt. Edenとシティー(街の中心部のことをシティーという、現在でもシティーと呼ぶし、CBDという人もいます。どっちでもいい。CBDはなんか文語的というか、職業運転手的というか、役所的、郵便局的、この説明で解ってくれ)の間を練り歩きました。

正直、20歳の足腰、特に僕はサッカー部だったし、高校を卒業してもサッカーは続けていたので、半日もあれば大体回れるほどの内容と言うと失礼か、規模でした。

その”練り歩き”を何日も繰り返すのですが、全然飽きない、不思議なもんですね。実は20年たった今でも、練り歩きに飽きません。もう地元山口に住んでいた時間を遥かに超えたと言うのに、この街オークランドの練り歩きには飽きません。根が外人だと言うのは当たり前ですが、魅力的なんですね、オークランドが。

そんなこんなで、予定していた5日間をそこで終え、フラット探しが始まりました。                         その④に続く予定

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