僕の読書 村上春樹② 羊をめぐる冒険編

村上春樹さんはお好きですか?

『羊を巡る冒険』、皆さんの中でのこの小説の”立ち位置”というか、”カテゴリー”は何ですか?どんなかんじです?僕の中では『羊を巡る冒険』は絶対的に

ハードボイルド小説です

こんなにカッコいい小説他にありますか?こんなにカッコいい主人公、他にいますか?いたら教えてください。読まないから。

出典は忘れて申し訳ないのですが、この小説を”失い続ける物語”という様な形容をしていらした方が居たと記憶しています。言い得て妙です。そうです。大人になるにつれて、僕たちは何かを少しづつ失い続けるんです。

ああ、大人になんかなりたくなかった。

僕はこの小説の登場人物は全員大好きですが、特に小説内小説というか、物語内物語のアイヌの青年のお話が大好きです。言葉が通じないのもあったかもしれませんが、寡黙、良い意味での男の中の男を表現したい時に使う”the寡黙”の主人公。僕の中では仕事人のイメージもあります。この青年が本当にカッコ良くて、どうしたらこんな青年の・・・・・・これ以上は触れません

ああ、内容に触れたい!!

でも触れません!!。内容に触れずに、書評をする。みんなが羊をめぐる冒険を手に取る、小説について僕とあーだこーだと議論する、それが僕の夢です。小説の受け取り方なんて、千差万別でそれが正しいのですが、正しいのは楽しいとは違う時があります。やっぱり、お話ししたい。議論にしたいというのが本音です。だって楽しいんんだもん。そしてこの羊をめぐる冒険には、人を飽きさせない、100時間の議論に耐えうる内容と実力と魅力があります。

皆さん、ご推察の通り、僕はあまり頭の良くない、且つ影響されやすい阿呆です。この小説の主人公の様になりたいと、どんなに恋焦がれただろうか?たかだか、20歳だか22歳だかの若造が、何にも知らないくせに、分るはずもないのに、飲めもしない酒でちょっと口を濡らして、キザなセリフを言う練習をしようかと何度も思いました。まあ、顔がブサイクなのでやらなかったけれど。

良くも悪くも、村上春樹のディタッチメント期、個人主義時代の作品で、読めば読むほどに友達がいなくなっていくと言う。(笑)。影響され易い人は気を付けてください。

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羊をめぐる冒険について語り合いたいです。誰かお時間があればコメント欄でお付き合いいただきたいです。

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