包丁を磨くという事

こんにちは、こんばんは

今日は自戒の意味を込めて、この記事を書きます。

僕は料理人です。

調理師、料理人、板前、板場、おっさん、クサい・・・と色々呼び方があります。

それぞれの呼び方で違いがあるそうです。日本の厳しいところで鍛えられた方の本を読むと、それはそれは明確な違いがあるそうです、でも僕にはその片鱗すら分かりません。

お料理をお仕事にする方におすすめな本↓

書評日本料理はなぜ世界でいちばんなのか 私が「吉兆」で学んだ板道場

何が違うのか?理解しようとしても分かりません。

もともと仕事や職種に上下をつけるのも嫌いだし、超高級店で働くのがファストフード店で働くことよりも格が上だという考えには反吐が出ます。

反吐が出ますが、それは職業貴賎に対してや、自己の承認欲求を満たすのが目的で、他者への攻撃をしている輩に対してです。

いわゆる高級店で働いている人への尊敬はとてもあります。

何故かというと、憧れです。

人生を適当に適当に、そして適当に歩んできた僕は日本での厳しい職業経験がある人たちに畏敬の念を抱いています。

単純に羨ましいのです。

その技術力の高さ、その精神性の高さ、奥深さ、奥ゆかしさが羨ましいのです。

羨むひまがあるのなら、包丁を握って練習すれば?

そうお叱りを受けるかもしれません。

その通りです。羨む時間があれば練習してそこに近づけるようにすればよいだけです。

他人と自分を比較して卑屈になったり、嫌悪したり、羨ましがったり、妬んだり・・・

人生の時間の無駄です。

自分の人生に対して失礼な時間の使い方です。

子供と遊んだり、腕立てをしたりした方がよっぽど良い時間です。

5分、羨む時間で腹筋が何回できるでしょうか?・・・・

その通りです。

でもね、羨ましいのは羨ましいんです。

ここで、このブログでカッコをつけてもしょうがないです。本音で言います。

僕は精神性の高い、技術力の高いお店で鍛えられた人達が本当に羨ましいのです。

この人達が見てきている世界は、僕には絶対に一生見れないのだろうな・・・・

でも真似をする事は出来るのではないか?と思ったんですね。

真似をして擬似体験を積んで、自分自身を高めていけるんじゃないかって?思ったんです。

そして具体的に何を真似するか?っていう所にぶつかるんですが、

その答えは包丁を磨く事でした。

おい! 料理をすれば?

そう言われるかもしれませんが、まずは聞いてください。

なぜ包丁を磨くのか?

今まで適当に生きてはきましたが、それでもずっと調理場にいてお仕事をさせて頂いてきました。勉強もしてきました。

そしてお仕事が出来る人にたくさん出会ってきましたが、仕事が出来る人、尊敬できる人というのは皆、仕事道具のお手入れが良いです。

道具を大事にしています。

野球のイチロー選手も道具を大事にしろと子供たちに説いているそうですね。僕もその人が使っている道具を見れば、その人の料理人としての人となりがうっすらではありますが、分かるようになってきました。

和食、洋食問わずです。

たとえ現在、僕の方が劣っていても、手入れの悪い道具を使っている人には長いスパンで見れば追い抜く自信があります。というか、道具の手入れをしない人はどんどん落ちていくし、料理人を辞めます。44歳になって、長い時間調理場を見てきて分かった事です。

僕は今のところお料理を仕事にする事を放棄したくはありません。

自分で自分を職業料理人としたいです。

ずっとそうしていきたいです。

なので、包丁を研いで、磨いて、ピッカピカにしておくのです。

魚山人さんのブログサイトの影響が大きいです。料理人の方は100%しっているでしょうが、そうでない人のために下記にリンクを貼っておきます。料理人以外の方からの支持も厚い、とてもためになるブログです。

https://temaeitamae.jp/

https://temaeitamae.jp/top/t4/13_1/09.html

包丁は自分自身を写す鏡だと信じています。

包丁が切れない時は、自分の精神の不調の時です。

逆に包丁が切れる時は自分の精神バランスが取れている時です。

ピカピカに光っている時は僕の顔も輝いているはずです。

砥石も10枚以上持っています。

研磨剤や、ルーターなどのツールも揃えています。

いつも自分の顔が映るくらいに磨き倒しています。

このブログの冒頭でこの記事は自戒の念を込めて・・・とあります。

最近、子育てもあって、磨くのが疎かになっているからです。

こんなんじゃダメです。

包丁を磨かないと、料理人としてダメになります。

そしてお料理のお仕事を失ってしまいます。

本末転倒です。

仕事が終わって、はいサヨナラでさっさと帰るっていうのはダメです。

また次の日に使う包丁に感謝の言葉をかけながら紙やすりなどで丁寧に磨いていくのです。

そうしてきましたし、これからも続けていくぞ。

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